サービス付き高齢者向け住宅についてその①

2014年12月28日

① サービス付き高齢者向け住宅とは・・・

1.制度

サービス付き高齢者向け住宅は専門家による居住者の安否確認と生活相

談などが義務付けられた住宅の事で、有料老人ホームなどと異なり、要介

護度に関係なく入居できるのが特徴です。 月額料金は首都圏で家賃と生

活相談などのサービス費を合わせて月額13~15万円の住宅が多く、食事

付きの場合、別途5万円程度かかると言われています。 サービス内容や価

格設定などは、地域や運営会社によって実に様々です。 国土交通省・厚生

労働省が所管する「高齢者住まい法」の改正により、2011年10月から登録が

スタートしました。

② 成長を続けるマーケット

日本の65才以上の高齢者人口(平成25年9月15日現在推計:総務省)は3186

万人で、総人口に占める割合は25%となりました。 団塊世代が75才以上の

後期高齢者を迎える2025年の高齢者人口は3657万人で高齢化率は実に30.3

%という数字です。 団塊ジュニア世代が65才を迎える2024年の高齢者人口

は3867万人で高齢化率は36.1%です。これが日本の現実です。

介護が必要だと認定された人は、現在約554万人います。

年代別人口に占める要支援・要介護の割合を見ると、75才を境に急に増え始め80〜84才で約4人
に1人、85才以上になると2人に1人以上、実に6割近い人が要介護状態になっています。
介護が必要となる主な原因は、大抵突然の怪我や病気がほとんどです。介護は当事者だけではなく
その家族にとっても、他人事では済まされない身近な問題と言えます。

③ 解決されない待機者問題

要介護認定者の増加に伴い、社会問題となっているのが「介護施設の不足」と言われる問題です。

各都道府県で把握している特別養護老人ホーム入所申込者状況を集計するとその合計は52.2

万人(平成24年度:厚生労働省)にのぼります。

特別養護老人ホームは、「低価格で入所できる終の棲家」として圧倒的人気を誇っていますが、特養

の性質として「緊急性の高い方からの優先入所」という大原則がある為、身寄りの無い方や重度の方の

入所が優先されるのが現状です。 また介護保険法改正により平成27年度から要介護3以上でないと

特養には入所出来なくなると言われています。 介護施設への入所は狭き門と言わざるを得ないのが

今の現実なのです。